バッファロートレースは、バーボンの中でもかなりすすめやすい1本です。

派手にクセが強いタイプではなく、甘み、香り、コク、飲みやすさのバランスが良い。いわゆる「優等生なバーボン」と言いたくなる銘柄です。

私自身、バーボンが好きで、ケンタッキー州の蒸留所にも何度も足を運んできました。お店でもバーボンはよく出していますが、バッファロートレースはバーボンをよく飲む方にも、これから飲んでみたい方にも出しやすいんですよね。

実際、お店に来るアメリカ人のお客様からも「Buffalo Traceある?」と聞かれることがあります。アメリカでは、メーカーズマーク、ノブクリーク、バッファロートレースあたりは「間違いない定番」として名前が出ることも多い印象です。

この記事では、バッファロートレースを実際に飲んで、店でも扱っている目線から、味わい・飲み方・40度と45度の違い・購入時の注意点をまとめます。

※お酒は20歳になってから。飲み過ぎには注意して、無理のない量で楽しみましょう。

バッファロートレースはどんなバーボン?

バッファロートレースは、アメリカ・ケンタッキー州フランクフォートにあるバッファロートレース蒸留所の代表的なバーボンです。

名前の「Trace」は、かつてバッファローが通った道、足跡のような意味合いがあります。ケンタッキーの大地、川、開拓時代の雰囲気を感じさせる名前ですね。

バッファロートレース蒸留所は、O.F.C.、ジョージ・T・スタッグ、エイシェントエイジなどの流れも感じられる、歴史ある名門蒸留所です。

同じ蒸留所系の銘柄としては、ブラントン、イーグルレア、E.H.テイラー、スタッグなども知られています。高級感や希少性のある銘柄も多いですが、その入り口として一番手に取りやすいのが、このバッファロートレースだと思います。

バーボン全体の定番銘柄を見比べたい方は、先にバーボンおすすめ銘柄一覧も参考にしてみてください。

飲んで感じる味わい|まさに優等生

バッファロートレースを飲んでまず感じるのは、バニラ、キャラメル、ほどよい樽香です。そこに少しスパイスが乗って、甘いだけで終わらないところが良いですね。

バーボンらしい甘みはしっかりあります。ただ、ベタベタした甘さではありません。口当たりは比較的なめらかで、香りも立ちやすい。ストレートで少量飲んでも、ロックで少し冷やしても、ハイボールにしても大きく崩れにくいタイプです。

派手さより、毎回安心して飲める味

バッファロートレースは、ひと口で「すごい個性!」と驚かせるタイプではありません。

でも、何度飲んでも「ああ、やっぱり良いな」と思える安定感があります。甘み、樽感、コク、余韻のバランスが良く、バーボンらしさを無理なく楽しめる。

この「ちゃんとしているけど、気取っていない」感じが、私の中では優等生なバーボンという評価につながっています。

初心者にもすすめやすいが、薄っぺらくはない

バーボンを初めて飲む方には、クセが強すぎる銘柄をいきなり出すと、そこで苦手意識がついてしまうことがあります。

その点、バッファロートレースはすすめやすいです。飲みやすいのに、香りと余韻がきちんとある。軽すぎず、重すぎず、バーボンの良いところを素直に感じやすいんです。

メーカーズマークより少し樽感やスパイスを感じたい方、ノブクリークほど力強くなくても良い方には、かなりちょうど良い1本だと思います。

お店でもアメリカ人のお客様に人気

お店でバーボンを出していると、銘柄に詳しい方と、そうでない方の両方が来ます。

詳しい方は「ブラントンある?」「ブッカーズある?」と聞かれることもありますし、普段からバーボンを飲むアメリカ人のお客様からは「Buffalo Traceある?」と聞かれることもあります。

このあたりは、現場で出しているとよく分かります。メーカーズマーク、ノブクリーク、バッファロートレースは、名前を聞いたときの安心感があるんですよね。

ブラントンほど特別感や価格感が高いわけではありませんが、普段飲みとしては非常に優秀。バーボン好きにも、これから飲む人にも、どちらにも出しやすい銘柄です。

もっと濃く力強いバーボンが好きな方なら、ブッカーズオールドグランダッド ボンデッドのような方向も面白いですが、まず1本を選ぶならバッファロートレースのバランス感はかなり魅力です。

40度と45度があるので、買うなら45度がおすすめ

バッファロートレースを購入するときに、必ず見てほしいのがアルコール度数です。

バッファロートレースには、40度品と45度品があります。個人的におすすめしたいのは45度です。

40度品が悪いという話ではありません。ただ、バーボンらしい厚み、香り、余韻を楽しむなら、45度のほうが良さが出やすいと感じます。

45度のほうが香りとコクが残りやすい

ストレートで少量飲んだとき、ロックで氷が溶けてきたとき、ハイボールにしたとき。45度のほうが、バニラやキャラメル、樽の香りが残りやすい印象です。

特にハイボールにすると、度数の差は分かりやすいです。炭酸で割っても香りが消えにくく、食事と合わせてもバーボンらしさが残ります。

ネット通販でも店頭でも、購入前にラベルや商品説明の「45%」「90 proof」という表記を確認してください。商品ページの写真では45度に見えても、実際の商品説明や在庫が違うこともあります。

バッファロートレースは商品によって40度品と45度品があるため、購入前にラベルや商品説明の度数表記を確認してください。個人的には、香りや余韻をしっかり楽しめる45度品がおすすめです。


購入する場合は、価格だけでなく度数も確認してください。特にバッファロートレースは40度品と45度品が混在することがあるため、「45%」「90 proof」の表記を見てから選ぶのがおすすめです。

おすすめの飲み方

バッファロートレースは飲み方の幅が広いバーボンです。ストレート、ロック、ハイボールのどれでも楽しみやすいので、1本あると使い勝手が良いですね。

まずはストレートを少量

最初はストレートで少量だけ飲んでみるのがおすすめです。バニラ、キャラメル、樽香、ほんのりスパイスの流れが分かりやすいと思います。

ただし45度のウイスキーなので、最初から多く注ぐ必要はありません。ほんの少しをゆっくり味わうくらいで十分です。

ロックにしても崩れにくい

大きめの氷でロックにすると、甘みと樽感が少し丸くなります。時間がたって氷が溶けても、味が急に薄くなりにくいところも良いです。

普段飲みならハイボール

普段飲みならハイボールもおすすめです。45度品なら炭酸で割っても香りが残りやすく、肉料理や濃いめの料理にも合わせやすいです。

ステーキ、チリコンカン、ナッツ、チョコレートあたりとは相性が良いですね。肉料理や濃いめの料理に合わせても、バーボンらしい甘みと香りが残りやすい1本だと思います。

メーカーズマークやノブクリークと比べると?

バーボンを選ぶとき、よく比較されるのがメーカーズマーク、ノブクリーク、そしてバッファロートレースです。

銘柄 味の方向性 おすすめの人
メーカーズマーク やわらかく甘い。小麦由来のまろやかさがあり、バーボン初心者にも飲みやすい。 やさしい甘み、飲みやすさを重視したい人。
ノブクリーク 力強く、樽感とパンチがある。しっかり濃いバーボンが好きな人向け。 濃厚さ、飲みごたえ、樽の存在感が欲しい人。
バッファロートレース 甘み、コク、飲みやすさのバランスが良い。派手すぎない優等生タイプ。 1本でストレート、ロック、ハイボールまで使いやすいバーボンが欲しい人。

どれか1本だけ選ぶなら、個性重視ならノブクリーク、やさしさならメーカーズマーク、バランスならバッファロートレースという感じです。

メーカーズマークについて詳しく知りたい方は、メーカーズマークの基本ガイドメーカーズマーク関連レビューメーカーズマークの購入記事もあわせてどうぞ。

ブラントンやイーグルレアと同じ蒸留所という安心感

バッファロートレース蒸留所は、ブラントンやイーグルレアでも知られる蒸留所です。

ブラントンは特別感のあるシングルバレルバーボン、イーグルレアは熟成感のある人気銘柄。どちらも魅力的ですが、価格や入手性を考えると、最初の1本としては少しハードルが高いこともあります。

その前に、蒸留所の基本の味を知るという意味で、バッファロートレースはとても良い立ち位置にあります。

バッファロートレースを飲んで「この方向、好きだな」と思ったら、次にブラントンやイーグルレアへ進むのも面白いです。反対に、バーボン全体でいろいろ見比べたい方はバーボン一覧記事から選ぶと分かりやすいと思います。

バッファロートレースはこんな人におすすめ

  • バーボンをこれから飲んでみたい人
  • メーカーズマークの次に飲む1本を探している人
  • 甘みだけでなく、樽感や余韻も欲しい人
  • ストレート、ロック、ハイボールで使いやすい1本が欲しい人
  • ブラントンやイーグルレアに興味があるが、まずは手頃な定番から試したい人
  • お店でも家でも、安心して出せるバーボンを探している人

逆に、かなり強い樽感や高アルコールのパンチを求める方には少しおとなしく感じるかもしれません。その場合は、ブッカーズやオールドグランダッド ボンデッドのような力強い銘柄も候補になります。

まとめ|バッファロートレースは家に1本あると安心なバーボン

バッファロートレースは、派手さよりバランスで選びたいバーボンです。

甘み、香り、コク、飲みやすさのまとまりが良く、お店でも安心してすすめられる1本。アメリカ人のお客様にも人気があり、バーボン好きにも、これから飲む人にも出しやすい銘柄です。

購入するなら、個人的には45度品がおすすめです。40度品が悪いわけではありませんが、バーボンらしい厚み、香り、余韻を楽しむなら、45度のほうが良さが出やすいと思います。

ネット通販でも店頭でも、「45%」「90 proof」の表記を確認してから選んでください。価格は時期や販売店によって変わるので、金額だけで判断せず、度数と内容量も見るのが安心です。

メーカーズマーク、ノブクリーク、バッファロートレースを並べて飲み比べると、バーボンの違いがかなり分かりやすいです。やさしさのメーカーズマーク、力強さのノブクリーク、バランスのバッファロートレース。そんな位置づけで選ぶと失敗しにくいと思います。

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お酒は20歳になってから。飲みすぎには注意して、無理のない範囲で楽しんでください。

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中村修一
家電やガジェット、通信機器、カメラ、お酒が好きな58歳。壊れたらまず直してみるタイプです。このブログでは実際に購入・使用した商品のレビューや修理記録を中心に掲載しています。