オールド・グランダッド・ボンデッドは、派手なプレミアム感で見せるバーボンというより、昔ながらの骨太さで選びたい一本です。
50度と聞くと「ちょっと強すぎるかな」と感じるかもしれません。たしかにストレートで飲むと力強いです。ただ、ハイボールにすると印象が変わります。炭酸で割っても味が薄くなりにくく、甘さ、スパイス、樽感がしっかり残るんです。
私は長年バーでバーボンを扱ってきて、ケンタッキー州の蒸留所にも何度も足を運んできました。その中でオールド・グランダッドは、家飲み用にもバー用にも使いやすい、実用派のバーボンだと感じています。
この記事では、実際に飲んだ印象、向いている人、おすすめの飲み方、80プルーフ版や114との違い、他のバーボンとの比較までまとめます。
※お酒は20歳になってから。50度のバーボンなので、飲む量とペースには十分注意して楽しんでください。
先に結論
- 甘いだけではない、スパイシーなバーボンが好きな人に向いている
- ハイボールにしても味が薄くならないバーボンを探している人に合う
- ジムビームやメーカーズマークから一歩進みたい人にちょうどいい
- 50度の力強さを試したい人にわかりやすい
- 普段飲みと満足感のバランスが良い
バーボン全体の定番銘柄を見比べたい方は、先にバーボンおすすめ銘柄一覧も参考にしてみてください。甘め、濃いめ、ハイボール向きなど、方向性を比べると選びやすくなります。
オールド・グランダッド・ボンデッドはこんな人におすすめ
オールド・グランダッド・ボンデッドは、バーボンを少し飲み慣れてきた人にすすめたい銘柄です。
- 甘いだけではない、スパイシーなバーボンが好きな人
- ハイボールにしても味が薄くならないバーボンを探している人
- ジムビームやメーカーズマークから、もう少し個性のある銘柄に進みたい人
- 50度のバーボンを試してみたい人
- コスパの良い本格バーボンを探している人
逆に、40度前後の軽いバーボンが好きな人、まろやかで甘いだけの味を求める人、アルコール感が苦手な人には少し強く感じると思います。
「はじめてのバーボン」というより、「ジムビームやメーカーズマークは飲んだ。次はもう少し濃いものを飲んでみたい」という段階の人に合います。
オールド・グランダッド・ボンデッドとは
Old Grand-Dad は、歴史あるケンタッキー・バーボンのブランドです。現在は James B. Beam Distilling Co. 系列のブランドとして知られています。
ボンデッドは Bottled-in-Bond、つまり100 proof、アルコール度数でいうと50度の規格です。4年以上熟成、単一蒸留シーズン、単一蒸留所の原酒など、いくつかの条件を満たしたバーボンとして瓶詰めされています。
オールド・グランダッドは、ライ麦比率が高めのハイライ・バーボンとして語られることが多い銘柄です。具体的なマッシュビルの数字は情報源によって扱いが分かれるため、ここでは断定せず「ライ麦由来のスパイシーさが出やすいタイプ」として紹介します。
ラインナップとしては、通常の80プルーフ版、ボンデッド、さらに力強い114などがあります。この中でボンデッドは、味の濃さと扱いやすさのバランスが良い位置づけです。
実際に飲むと、甘さよりもスパイスと力強さが前に出る
グラスに注ぐと、まずキャラメル、バニラ、オークの香りが出ます。そこに少しオレンジっぽい明るさと、ライ麦由来のスパイス感が重なります。
口に含むと、最初はバーボンらしい甘さがあります。ただ、すぐにピリッとした辛みと樽の香ばしさが出てきます。やさしく丸いタイプというより、昔ながらのバーボンらしい骨太さを感じる味です。
余韻は50度らしく長めです。軽すぎず、飲んだあとにも甘さとスパイスが残ります。ストレートでは強さがはっきり出ますが、ロックやハイボールにすると、その強さが良い方向に働きます。
ただ荒いだけのバーボンではありません。飲み方を合わせると、味の濃さ、スパイス、樽感がしっかり見えてくる一本です。
おすすめの飲み方
ハイボール
一番おすすめはハイボールです。
50度あるので、炭酸で割っても味が残ります。甘さ、スパイス、樽感がしっかり出て、食事中にも飲みやすい。ジムビームのハイボールより、もう少し濃い味が欲しい人にはかなり合うと思います。
レモンは入れすぎないほうが良いです。最初はレモンなしで飲んで、バーボン自体の香りを見てから足すくらいで十分です。
濃いめが好きならバーボン1に対して炭酸3、軽めなら1対4くらい。氷をしっかり入れて、冷えた炭酸で作ると味が締まります。
ロック
ロックも相性が良いです。
最初は50度の強さを感じますが、氷が少し溶けると角が取れて飲みやすくなります。甘さとスパイスがゆっくり開いてくるので、時間をかけて飲む人に向いています。
バーで飲むなら、ロックで少し置きながら飲むと表情が変わって面白いです。
ストレート
ストレートは、バーボンに慣れている人向けです。
香りはよく出ますが、50度なので無理に量を飲む必要はありません。少量をゆっくり。強く感じる場合は、数滴から少量の水を足すと香りが開きやすくなります。
オールドファッションド
スパイス感があるので、オールドファッションドのベースにも向いています。
砂糖やビターズに負けにくく、バーボンらしい芯が残ります。甘いカクテルにしても、ただ甘いだけで終わらないのが良いところです。
80プルーフ版・114との違い
オールド・グランダッドは、どれを選ぶかで印象がかなり変わります。
| 銘柄 | 特徴 | 向いている飲み方 |
|---|---|---|
| オールド・グランダッド 80プルーフ | 軽めで飲みやすい。はじめて試す人にも入りやすい | ハイボール、軽めのロック |
| オールド・グランダッド ボンデッド | 50度。味が濃く、ハイボールでも薄くなりにくい | ハイボール、ロック、少量のストレート |
| オールド・グランダッド 114 | 57度。さらに強く、個性も濃い。上級者向き | ロック、ストレート、カクテル |
普段飲みと満足感のバランスで選ぶなら、私はボンデッドが一番使いやすいと思います。80プルーフでは少し物足りない。でも114ほど強すぎると毎回は飲みにくい。そこにボンデッドの良さがあります。
他のバーボンと比べると?
オールド・グランダッド・ボンデッドは、甘くやさしいタイプではなく、スパイスとパンチのある実用派バーボンです。
- メーカーズマーク:甘くてまろやか。やさしい飲み口が好きな人に向く
- ジムビーム:軽くて飲みやすい。日常ハイボール向き
- ノブクリーク9年:より濃厚で熟成感が強い
- ブッカーズ:さらに高 proof で別格の濃さがある
- バッファロートレース:バランス型で、幅広い人にすすめやすい
- ウッドフォード・リザーブ:上品で香りが良い
- ブラントン:特別感があり、贈り物や記念日の一杯にも向く
たとえばメーカーズマークのようなまろやかさを期待すると、オールド・グランダッド・ボンデッドは少し強く感じるかもしれません。逆に、ジムビームのハイボールでは軽く感じる人には、かなり面白い選択肢になります。
同じく歴史あるビーム系ブランドでも、オールドクロウは40度で気軽に飲みやすく、オールド・グランダッド・ボンデッドは50度で力強い味わいです。普段飲みと価格を重視する場合は、オールドクロウの味とケース購入レビューも参考になります。
家飲み用としてどうか
家飲み用としては、かなり優秀です。
特にハイボール用として使いやすいです。炭酸で割ってもバーボンらしい味が残るので、いつものハイボールより少し濃い味が欲しい日にちょうどいい。
価格はショップや時期で変動します。価格が安定しているタイミングなら、家に1本あると便利です。ただし50度なので、飲みやすいハイボールにしても飲みすぎには注意してください。
まとめ買いは価格メリットがある場合もありますが、はじめてならまず1本試してからで良いと思います。
バーで飲むならどう注文する?
バーで見かけたら、まずは「ボンデッドのハイボール」で試すのがおすすめです。
この飲み方だと、50度の強さがほどよく薄まりつつ、味の濃さは残ります。バーボンに慣れている人ならロックも良いです。ストレートは少量で十分。強いお酒が苦手な人は、無理にストレートで飲まなくて大丈夫です。
オレンジ色のラベルをバーで見かけて気になっていた人は、まずハイボールから入ると良さがわかりやすいと思います。
購入時の注意
オールド・グランダッド・ボンデッドを買うときは、価格だけでなく、度数と容量も確認してください。
- 価格はショップや時期で変わる
- 50度なので、容量と価格だけでなく飲み方も考えて選ぶ
- まとめ買いは価格メリットがある場合もあるが、まずは1本試してからがおすすめ
- Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで在庫や価格を比較すると選びやすい
- 並行輸入品はラベルや容量、販売状態をよく確認する
短期的な価格は変わりやすいので、本文では最安値の断定はしません。購入前に、送料やポイント、在庫状況まで含めて確認すると失敗しにくいです。
よくある質問
オールド・グランダッド・ボンデッドは初心者でも飲めますか?
完全な初心者には少し強く感じるかもしれません。最初はハイボールがおすすめです。炭酸で割ると飲みやすくなり、バーボンらしい香りも残ります。
50度は強すぎますか?
ストレートでは強く感じます。ただ、ハイボールにすると味が薄まらず、むしろ良さが出ます。無理に濃く作らず、最初はバーボン1に対して炭酸4くらいから試すと安心です。
80プルーフとボンデッド、どちらがおすすめですか?
飲みやすさ重視なら80プルーフ、味の濃さと満足感ならボンデッドがおすすめです。ハイボール用に選ぶなら、私はボンデッドのほうが使いやすいと感じます。
114と比べるとどうですか?
114はさらに強く個性的です。ロックやストレートでじっくり楽しむなら面白いですが、普段使いならボンデッドのほうが扱いやすいです。
ハイボールに合いますか?
とても合います。50度なので炭酸で割ってもバーボンらしい香りと味が残ります。オールド・グランダッド・ボンデッドの魅力が一番わかりやすい飲み方だと思います。
他のバーボンレビューも読む
オールド・グランダッド・ボンデッドが気になる方は、ハイボール向きの定番や濃いめのバーボンも比べておくと選びやすくなります。
まとめ
オールド・グランダッド・ボンデッドは、50度の骨太なバーボンです。
- 甘さだけでなく、スパイス感と樽感がある
- ハイボールにするとかなり使いやすい
- 80プルーフでは少し物足りない人にちょうどいい
- 114ほど強すぎず、普段飲みにも使いやすい
- 少し本格的なバーボンを家で楽しみたい人に向いている
派手な高級感を楽しむ一本ではありません。でも、昔ながらのバーボンらしさ、50度の味の濃さ、ハイボールで負けない力強さがあります。
ジムビームやメーカーズマークから少し先へ進みたい人、家で濃いめのバーボンハイボールを楽しみたい人には、かなり試す価値のある一本だと思います。
