現金のみの時代からAirペイまで|40年飲食店で使ってきたキャッシュレス決済の本音

飲食店を長くやっていると、料理の作り方やお客様の好みだけでなく、会計の方法もずいぶん変わったなと感じます。

昔は、飲食店の会計といえばほとんど現金でした。お客様も財布に現金を入れて来るのが普通で、こちらも釣り銭を用意して、レジを打って、領収書を書いて、営業後に現金を数える。そういう流れが当たり前でした。

それが今では、クレジットカード、QR決済、電子マネーなど、現金以外の支払いが本当に普通になりました。若い方だけでなく、年配のお客様でもスマホで支払う方が増えています。

私の店でも、現金のみの時代から始まり、G-CAT、Square、PayPay、そして今はAirペイ+Airレジという流れで使ってきました。

キャッシュレス決済は、単なる支払い方法というより、今では店の毎日の作業を支える道具のひとつになったと感じています。

この記事は、特定のサービスを強くすすめるための記事ではありません。40年近く飲食店を続けてきた店主の目線で、キャッシュレス決済がどう変わってきたのか、実際に使ってどう感じたのかをまとめてみます。

この記事で書いていること

  • 現金中心だったころの会計の手間
  • G-CAT時代のカード決済の印象
  • SquareやPayPayを使って感じたこと
  • 今使っているAirペイ+Airレジの便利さ
  • 手数料だけでは見えにくい、日々の手間の減り方

昔は現金が当たり前だった

私が飲食店を始めたころは、会計は現金が中心でした。

お客様が食事を終えて、レジで現金を出す。こちらはレジを打ち、釣り銭を渡し、必要であれば領収書を手書きする。今思えば、とてもシンプルです。

ただ、シンプルだから楽だったかというと、そうとも言い切れません。

  • 営業前に釣り銭を用意する
  • 忙しい時間帯にお札や小銭を数える
  • 領収書の宛名を手書きする
  • 閉店後にレジ締めをする
  • 売上と現金が合っているか確認する
  • 銀行へ入金に行く

現金だけでも営業はできます。実際、昔はそれで何の問題もなく店を続けてきました。

でも今振り返ると、現金管理にはかなり手間がありました。忙しい営業後に小銭を数えたり、領収書を何枚も書いたりするのは、地味に時間を取られます。

当時はお客様も現金を持っているのが普通だったので、「現金のみ」で困る場面は今ほど多くありませんでした。時代がそうだった、という感じです。

G-CAT時代のカード決済は少し特別だった

その後、店でもカード決済を扱うようになり、G-CATのようなカード端末を使う時代がありました。

今の小さな決済端末に慣れていると、昔のカード端末はかなり存在感がありました。端末も大きめで、導入するにも運用するにも、今より少し重たい印象がありました。

カード決済ができること自体は便利でした。ただ、個人店にとってはまだ少し特別なものという感覚がありました。

決済端末の操作、カード会社ごとの明細、入金確認など、今ほど一つの画面で簡単に見られるわけではありません。カード決済はできるけれど、店側の管理はそれなりに手間がある。そんな時代でした。

それでも当時は、「カードも使えます」と言えるだけで、少し便利な店という印象がありました。現金が当たり前の時代だったので、カード対応しているだけでもお客様には喜ばれたと思います。

Squareでカード決済のハードルが下がった

そのあと使った中で印象に残っているのが、Squareです。

Squareは、小さな店でもカード決済を始めやすいと感じました。端末がシンプルで、昔のカード端末と比べると「こんなに小さくていいのか」と思ったくらいです。

個人店や小さな飲食店にとって、キャッシュレス決済のハードルを下げてくれた存在だったと思います。大きな設備を入れるというより、必要なものを足す感覚で始められるのはありがたかったです。

もちろん、Squareが悪かったという話ではありません。当時の私の店にとっては、かなり便利でした。

ただ、店全体の会計や売上管理まで考えると、今はAirレジと連動できる便利さを強く感じています。決済だけを見るか、レジや売上確認まで含めて見るかで、使いやすさの感じ方は変わってくると思います。

PayPayでスマホ決済が一気に身近になった

PayPayを導入してからは、お客様側のスマホ決済が一気に増えた印象があります。

特にスマホ決済に慣れている方にとっては、会計が早いです。財布を出さずにスマホで支払いが終わるので、ランチタイムなどの忙しい時間帯には助かる場面もありました。

PayPayも、今の飲食店にはかなり身近な決済方法になったと思います。お客様から「PayPay使えますか」と聞かれることも増えました。

一方で、店側としては、現金、カード決済、QR決済がそれぞれ別々に動いていると、管理が少し面倒になることもあります。

決済方法が増えるのはお客様にとって便利です。ただ、店側では「今日は現金がいくらで、カードがいくらで、QR決済がいくらか」を確認する必要があります。小さな店ほど、そういう確認作業が積み重なると負担になります。

PayPayは便利です。ただ、これから導入するなら、単体の使いやすさだけでなく、レジ全体との連携や売上管理まで含めて考えるとよいと思います。

今はAirペイ+Airレジに落ち着いた

現在、私の店ではAirペイとAirレジを使っています。

使っていて一番便利だと感じるのは、決済だけでなく、レジとつながっているところです。

キャッシュレス決済そのものが便利なのはもちろんですが、私にとってはAirレジとの連動が大きいです。会計、領収書、売上確認、メニュー変更などがまとまりやすくなりました。

領収書の宛名印刷ができるのが助かる

飲食店をやっていると、領収書をお願いされることはよくあります。

昔は手書きで宛名を書いていました。もちろん手書きでも問題はありません。ただ、忙しい時間帯に会社名を聞き取り、漢字を確認し、金額を書き、控えも残すとなると、意外と神経を使います。

今はAirレジ側で領収書の宛名印刷ができるので、この手間がかなり減りました。字を書くのが苦手な人や、忙しい時間に領収書対応で焦ってしまう人には、かなり助かる部分だと思います。

メニュー変更がしやすい

飲食店では、メニューや価格を少し変えたい場面があります。

仕入れ価格が変わったり、季節メニューを入れたり、売り切れが出たり。昔のレジだと、設定変更が面倒で、つい後回しにしたくなることもありました。

Airレジはメニュー変更がしやすいので、日々の小さな修正がしやすくなりました。これは長く店をやっていると、かなり大事です。

売上確認がしやすい

売上の確認もしやすくなりました。

現金だけの時代は、レジ締めをして、現金を数えて、帳簿やメモと照らし合わせるのが普通でした。今も現金確認は必要ですが、キャッシュレス決済やレジの情報がまとまって見えると、確認の負担が減ります。

「今日はどのくらい売れたか」「現金とキャッシュレスの割合はどうか」が見えやすいだけでも、営業後の気持ちはだいぶ違います。

58歳の店主でも使いやすい

私は今58歳です。正直、機械が得意な若い人のように、何でもすぐ慣れるわけではありません。

それでもAirペイとAirレジは、日常の会計で使う分には慣れやすいと感じています。もちろん最初は覚えることがありますが、毎日使っているうちに自然と手が動くようになりました。

50代、60代で「タブレットのレジなんて難しそう」と感じる方もいると思います。私も最初は少し身構えました。でも実際に使ってみると、昔のレジより楽になった部分も多いです。

時期 使っていた決済 当時の印象
現金中心の時代 現金 営業はできるが、釣り銭やレジ締めの手間が多かった
G-CAT時代 カード決済 カード対応できるだけで便利な店という印象があった
Square導入後 カード決済 小さな店でもキャッシュレスを始めやすくなった
PayPay導入後 QR決済 お客様側の利用が増え、会計が早くなった
現在 Airペイ+Airレジ 決済、レジ、領収書、売上確認がまとまりやすい

手数料だけで見ると損に見えるが、実際は手間が減る

キャッシュレス決済には手数料がかかります。

現金なら、決済手数料はかかりません。そこだけ見ると、「やっぱり現金のほうが得なのでは」と思う気持ちもよくわかります。

私も飲食店をやっているので、手数料が気にならないわけではありません。小さな店では、数%の手数料でも積み重なると大きいです。

ただ、実際に長く使ってみると、キャッシュレスの価値は手数料だけでは判断しにくいと感じます。

  • 釣り銭を用意する手間
  • 会計時に小銭を数える手間
  • 領収書を書く手間
  • 営業後のレジ締め
  • 売上確認
  • 入金確認
  • 現金を銀行へ持っていく手間

こういう細かい作業が少しずつ減るだけでも、一人経営や家族経営の店ではかなり助かります。

特に飲食店は、営業が終わったあとも片付け、仕込み、発注、掃除があります。そこにレジ締めや現金確認が重なると、思った以上に疲れます。

キャッシュレスは手数料がかかります。でも、会計・領収書・売上確認・現金管理の手間が減ることを考えると、私の店では十分に意味があると感じています。

今から導入するなら何を重視するか

これからキャッシュレス決済を導入するなら、単に「カード決済ができるか」だけで選ばないほうがいいと思います。

もちろん、お客様が使いたい決済方法に対応できることは大事です。ただ、店側が毎日使うものなので、管理しやすいかどうかもかなり大事です。

私なら、次のような点を見ます。

  • レジと連動できるか
  • 領収書の発行が楽になるか
  • 売上確認がしやすいか
  • 入金確認がしやすいか
  • 自分やスタッフが迷わず使えるか
  • お客様がよく使う決済方法に対応できるか
  • 困った時に調べやすいか

最初から全部を完璧にしようとしなくてもいいと思います。

小さな飲食店なら、まずは自分の店でよく使われそうな決済方法から始めて、少しずつ慣れていくくらいが現実的です。

また、キャッシュレス決済を使うなら通信環境も大事です。店で使っている通信環境については、Speed Wi-Fi HOME 5G L13を楽天モバイルで使った体験談も別記事でまとめています。

あわせて、私の店で楽天モバイルを固定回線代わりに使ってきた話は、楽天モバイルを固定回線代わりに1年使った結果の記事でも書いています。レジや決済を使うなら、ネット回線の安定感も地味に大事です。

店で使ってよかったものとしてのAirペイ+Airレジ

AirペイやAirレジは、決済サービスやレジアプリという言い方をすると少し硬く聞こえます。

でも私の感覚では、「店で毎日使う道具」のひとつです。

包丁や電子レンジと同じように、毎日の仕事を少し楽にしてくれるもの。そう考えると、手数料だけでなく、日々の使いやすさまで含めて見たほうが、自分の店に合うかどうか判断しやすいと思います。

店で実際に使ってよかったものとして、パナソニック電子レンジ NE-FL1C-Wのレビューも書いています。高機能すぎるものより、毎日迷わず使えるものが助かるという意味では、レジや決済端末にも少し似ているところがあります。

まとめ:現金だけの時代から考えると、本当に便利になった

現金のみの時代から考えると、飲食店の会計は本当に便利になりました。

昔は現金が当たり前で、釣り銭やレジ締め、領収書、売上管理を手作業でこなしていました。その後、G-CATでカード決済を使い、Squareで小さな店でもカード決済を始めやすくなり、PayPayでスマホ決済が一気に身近になりました。

それぞれの時代に、それぞれの良さがあったと思います。

そして今の私の店では、Airペイ+Airレジが一番しっくりきています。決済だけでなく、レジ、領収書、売上確認までまとまりやすいところが、日々の営業ではかなり助かっています。

小さな飲食店ほど、決済だけでなく、会計全体や売上管理まで含めて考えると楽になるかもしれません。

これからキャッシュレス決済を始める人には、手数料だけでなく、「毎日の手間がどれだけ減るか」も見てほしいです。

キャッシュレス決済をこれから考えるなら

決済手数料だけでなく、レジ連動、領収書、売上管理、入金確認まで見ておくと、あとから使いやすさを感じやすいと思います。

料金や手数料、キャンペーン内容は時期によって変わるため、導入前には公式サイトで最新情報を確認してください。

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ABOUT ME
中村修一
家電やガジェット、通信機器、カメラ、お酒が好きな58歳。壊れたらまず直してみるタイプです。このブログでは実際に購入・使用した商品のレビューや修理記録を中心に掲載しています。